2017年09月14日
2017年09月10日
9月10日(日)「母の足踏みオルガン」 photo/yusuke ohkubo
木村真紀コンサートat 横浜なごみ邸
上畑正和さんのリードオルガンの即興演奏の中、七色ボイスを持つシンガーソングライター木村真紀さんの歌声の中での墨絵ライブペイント。今回は全紙に2枚描きました。1枚は四君子の竹と蘭。蘭は谷間にひっそりと咲きながらも気高い品のある花。竹はまっすぐ上に伸び、冬場でも葉を保つ力強さもある植物。そんな姿を母子に例えました。もう一枚は岩手山と彼岸花、とんぼ。オルガンが預けられていた雫石の秋の風景。窓からは岩手山が見えていたのではないでしょうか。後半ではチェロ奏者木村光氏も加わり、木村真紀さんの歌声はそれに呼応するように、さらに美しく響きました。最後は上畑さん作曲の曲をベースの井戸雀琇氏も加わってポップに演奏。充実した演奏会になったと思います。
なごみ邸は中山の緑多い住宅地にある、レトロ感いっぱいの素敵な建築物。オーナーの斎藤氏には、養生を含め諸々準備も万全にしていただき、心より感謝いたします。また、スタッフの松岡さん、演奏から会場準備までの八面六臂の活躍の井戸さん、前日ライブペイントで活躍したホンマさん、写真家の大久保さん、ありがとうございました。
*9/8の同コンサート。この日はホンマアキコさんのアクリルのライブペイント。出演は他にオカピさん(スティールパン)、所素子さん(バイオリン)。この日も大盛況!!ご来場ありがとうございました。
2017年07月31日
世界的バイオリニスト、フェデリコ・アゴスティーニ氏が、横浜にやってきます!!!!アゴスティーニさんは音楽の都イタリアが世界に誇るイムジチ合奏団の歴代コンサートマスターの一人。
私がアゴ様を初めて見たのは約10年前の都内の教会でのコンサート。コルレリを中心としたプログラム。今まで聴いたこともない美しすぎるバイオリンの音色。高尚な音楽性。尺八や三味線が日本のものであると同様、バイオリンはやはりイタリア発祥のものなのだと、そのときに深く感じ入りました。以来、私が仕事で絵を描いている時は、必ず、アゴ様のCDバイオリンを聴いています。10年ぶりの生で聴ける演奏会。チェンバロの岡田龍之介先生率いる弦楽合奏団コンチェルトディガレリアとともにヴィヴァルディの「四季」などのプログラム。
また今回、このちらしを私がデザインさせていただきました。
2017年06月27日
パンリコーダーオーケストラ第9回演奏会 2017.6.25 at 杜のホールはしもと
出演:パンリコーダーオーケストラ 指揮:吉澤実
ゲスト演奏:栗コーダーカルテット&吉澤実
今年もPANリコーダーオーケストラ演奏会のポスターとパンフレットを担当しました。
夏の花は立葵。天に向かって、まっすぐに伸び、たくさんの花を咲かせます。花言葉は野心。PANリコーダーオーケストラはそれぞれが大志を持って、頑張ってるお母さんたちのグループ。結成17年ということで、結成当時に生まれた娘さんや息子さんたちは、今や高校生となり、受付係りなどお手伝いをしていました。演奏会のほうは、おそろいのエンジ色のワンピースでビジュアルも決まり、吉澤実先生の指揮の下、絶妙なハーモニーで観客を魅了。また、今回は物語の朗読もありで毎回いろいろな趣向で楽しませてくれました。二部はピタゴラスイッチのテーマなどTV番組やCMや映画音楽などで大活躍中の栗コーダーカルテットと吉澤実先生が加わった4人での演奏。トークも楽しい、エンターテイメントたっぷりの演奏妙技を堪能しました。
2017年06月20日
南青山マンダラ・実験パフォーマンス 公演シリーズ4
『流転歌』即興セッションがめぐりつなぐ 墨絵インスタレーションの新世界
出演 渡邊ちょんと(水墨画ライブペイント)
音楽:吉澤 実(リコーダー、笛)&吉澤洋治 (ギター)
永澤康太(ポエトリー・リーディング)、山川英毅(ボイスパフォーマンス)
構成・演出:玉塚充
企画制作:南青山マンダラ、タマプロ 主催:南青山マンダラ
6/20の公演のほう、多くのお客様に見守られ、無事完遂できました。お忙しい中でもご来場してくださったお客様、本当にありがとうございました!今回は能の演目でも有名な「菊慈童」を描きました。能が生まれた室町時代は水墨画も雪舟などが活躍し発展した時代でもありましたので、それを踏まえた技法などを用いて描いてみました。
音楽家の方たちとは、打ち合わせナシの即興であるにもかかわらず、1部では、魏の役人が領地内の秘境に行き、菊が咲き乱れる苑に到達した様子を、ボイスパフォーマンスと即興の詩のリーディングで、2部では童が菊の葉にに経文を書き続け、やがて天上から音楽の使いが舞い降りてきた様子が、笛とギターで伺えたのではないかと思いました。素晴らしい音楽とのコラボレーションでした。
童が菊の葉に書いたお経「具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故應頂禮」。慈悲深い観音様を信ずれば、福がもたらされるという意味。皆様にも、海のようにあふれんばかりの福が授かりますように。。。
私の恩師でもある、リコーダー界の第一人者、吉澤実先生の圧巻の笛、そしてその吉澤先生と絶妙に合った、ものすごい即興ギター演奏をくりひろげてくださったゴダイゴの吉澤洋治先生。お二人のコンビは今回も秀逸でした。また、一部で初共演した、山川さんのボイスパフォーマンス、初めて見る不思議な機材を使ったボイスでの音作り、水の滴るアンビエントで、中国の秘境の雰囲気をかもし出してくれました。そこに、永澤さんの詩また即興のラップに乗せた詩も入り、現代と過去を繋いでくれた感じにしてくださいました。今回の企画そして構成・演出さらには、アフタートークの司会進行もしてくださった玉塚充氏、心より感謝を申し上げます。また、お手伝いをしてくださった澁谷さん、花島さん、ありがとうございました!
2017年05月25日
ライブアートコラボレーションの夕べ 5月23日 at 東海大学(湘南)
マーク・キャラハン(バリトン)、藤岡由記(ピアノ)、
渡邊ちょんと(水墨画ライブペイント)
◎ 主催/東海大学教養学部芸術学科音楽学課程
藤岡氏のピアノの音で、シューベルト「冬の旅」の演奏がはじまり
キャラハン氏のとても美しい歌声が響く中、私は1時間に16枚という墨絵ライブを展開させていただきました。「冬の旅」全24曲のうち、16曲を抜粋して歌う内容でしたので、描く時間は1枚につき2~4分という短い時間との闘い。それぞれの楽曲の詩の情景を水墨画で表現。しかも打ち合わせなしの即興ライブ、とてもエキサイティングなライブペイントとなりました。
ご来場してくださったお客様、本当にどうもありがとうございました。
*マーク・キャラハン氏 marc callahan は米国のバリトン歌手でノースカロライナ大学の准教授。米国はもとより仏国など各地でも活躍。また美術家達とのライヴコラボレーションを各所で意欲的に試みています。
ピアニストの藤岡由記氏は日本、ヨーロッパで演奏活動を行っており仏語も堪能。東海大学では講師もされてる、才色兼備な女性。
また、キャラハン氏の友人、エイドリアン・サープルさんも来場。レミゼラブル公演(帝劇で5月25日~7月17日)の演出家です。
ご尽力いただいた東海大学の二宮先生をはじめ音楽の諸先生方、当日タイムキーパーの大学院生様、そして学生の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございます!!
また本番でのアシスタントのほか、通訳、準備、写真、かたづけまで活躍してくれた渋谷さんに心より感謝。