2013年04月05日
連載小説「わが槍を捧ぐ」(鈴木英治著;学芸通信社)が福島新聞、神奈川新聞など地方新聞にて2012-2013年に掲載され、その挿絵を水墨画の渡邊ちょんとが担当させていただきました。安土桃山時代、槍の使い手で名をはせた戦国武将、可児才蔵(かにさいぞう)が主人公の時代小説です。
笹の才蔵という異名をもつ戦国武将。美濃可児郡に生まれ
斎藤龍興、明智光秀、柴田勝家、羽柴秀次、そして福島正則に仕えました。
関ヶ原本戦では敵兵の首を数多く取り、家康から賞賛されたといいます。
才蔵の若武者時代 美濃の斎藤龍興の家臣となる。
稲葉城は山城、裾野には城下町が広がっていた。
長良川にある城下町。金華山にある稲葉城。城からの眺めは、さぞ絶景であっただろう。
山麓にある、稲葉城入り口の門。ここから山頂の城まで登っていく。
織田信長軍の稲葉城攻めで逃げ延びる
危機一髪の若武者たち。
川を渡って逃げよう!
故郷には愛しい恋人が待っている
時を経て、家来たちに槍の稽古をつける才蔵。
才蔵を慕って配下となる若者も増えてゆく。
才蔵は槍の使い手として、名声が上がってきた。
織田信長傘下の明智光秀の家臣となる。
坂本城で謁見。
明智光秀、本能寺攻め
一番槍の武将
抵抗する織田信長家臣たち。
織田信長は本能寺にて果てる
山崎の戦いでは秀吉軍に惨敗。
負け戦、残党狩りから逃れなければ!
明智軍だった才蔵たちは逃げ延びる。
故郷にて湯殿で
恋人と結ばれる
戦いに明け暮れた日々のつかの間の休息と幸せ
友と喜びの再会、愛馬も戻る。
愛馬も才蔵を探していたという
柴田勝家に仕え、賤ヶ岳の戦いに参加
才蔵は若き武将、福島正則と対決
柴田軍は敗北、才蔵はあっさりと福島正則に捕らえられる
捕虜となり覚悟を決めたが、秀吉からは秀次の家臣になるよう沙汰を受ける
小牧・長久手の戦い。秀次の無理な作戦に嫌な予感のする才蔵。
秀次は徳川家康に大敗
才蔵たちは秀次から離れる
無意味な戦いで部下も失う。。。
その後、福島正則の家臣となる
関白、秀次は謀反の疑いで処分される。
今や誰もが賞賛する武将となった才蔵
関が原の戦いでは、福島軍にて、数多くの首級を奪取。持ちきれないので笹をさして証拠とした。
笹の才蔵として、徳川家康からも賞賛された。