2017年06月20日
南青山マンダラ・実験パフォーマンス 公演シリーズ4
『流転歌』即興セッションがめぐりつなぐ 墨絵インスタレーションの新世界
出演 渡邊ちょんと(水墨画ライブペイント)
音楽:吉澤 実(リコーダー、笛)&吉澤洋治 (ギター)
永澤康太(ポエトリー・リーディング)、山川英毅(ボイスパフォーマンス)
構成・演出:玉塚充
企画制作:南青山マンダラ、タマプロ 主催:南青山マンダラ
6/20の公演のほう、多くのお客様に見守られ、無事完遂できました。お忙しい中でもご来場してくださったお客様、本当にありがとうございました!今回は能の演目でも有名な「菊慈童」を描きました。能が生まれた室町時代は水墨画も雪舟などが活躍し発展した時代でもありましたので、それを踏まえた技法などを用いて描いてみました。
音楽家の方たちとは、打ち合わせナシの即興であるにもかかわらず、1部では、魏の役人が領地内の秘境に行き、菊が咲き乱れる苑に到達した様子を、ボイスパフォーマンスと即興の詩のリーディングで、2部では童が菊の葉にに経文を書き続け、やがて天上から音楽の使いが舞い降りてきた様子が、笛とギターで伺えたのではないかと思いました。素晴らしい音楽とのコラボレーションでした。
童が菊の葉に書いたお経「具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故應頂禮」。慈悲深い観音様を信ずれば、福がもたらされるという意味。皆様にも、海のようにあふれんばかりの福が授かりますように。。。
私の恩師でもある、リコーダー界の第一人者、吉澤実先生の圧巻の笛、そしてその吉澤先生と絶妙に合った、ものすごい即興ギター演奏をくりひろげてくださったゴダイゴの吉澤洋治先生。お二人のコンビは今回も秀逸でした。また、一部で初共演した、山川さんのボイスパフォーマンス、初めて見る不思議な機材を使ったボイスでの音作り、水の滴るアンビエントで、中国の秘境の雰囲気をかもし出してくれました。そこに、永澤さんの詩また即興のラップに乗せた詩も入り、現代と過去を繋いでくれた感じにしてくださいました。今回の企画そして構成・演出さらには、アフタートークの司会進行もしてくださった玉塚充氏、心より感謝を申し上げます。また、お手伝いをしてくださった澁谷さん、花島さん、ありがとうございました!
2017年05月25日
ライブアートコラボレーションの夕べ 5月23日 at 東海大学(湘南)
マーク・キャラハン(バリトン)、藤岡由記(ピアノ)、
渡邊ちょんと(水墨画ライブペイント)
◎ 主催/東海大学教養学部芸術学科音楽学課程
藤岡氏のピアノの音で、シューベルト「冬の旅」の演奏がはじまり
キャラハン氏のとても美しい歌声が響く中、私は1時間に16枚という墨絵ライブを展開させていただきました。「冬の旅」全24曲のうち、16曲を抜粋して歌う内容でしたので、描く時間は1枚につき2~4分という短い時間との闘い。それぞれの楽曲の詩の情景を水墨画で表現。しかも打ち合わせなしの即興ライブ、とてもエキサイティングなライブペイントとなりました。
ご来場してくださったお客様、本当にどうもありがとうございました。
*マーク・キャラハン氏 marc callahan は米国のバリトン歌手でノースカロライナ大学の准教授。米国はもとより仏国など各地でも活躍。また美術家達とのライヴコラボレーションを各所で意欲的に試みています。
ピアニストの藤岡由記氏は日本、ヨーロッパで演奏活動を行っており仏語も堪能。東海大学では講師もされてる、才色兼備な女性。
また、キャラハン氏の友人、エイドリアン・サープルさんも来場。レミゼラブル公演(帝劇で5月25日~7月17日)の演出家です。
ご尽力いただいた東海大学の二宮先生をはじめ音楽の諸先生方、当日タイムキーパーの大学院生様、そして学生の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございます!!
また本番でのアシスタントのほか、通訳、準備、写真、かたづけまで活躍してくれた渋谷さんに心より感謝。
2017年04月16日
チェンバロと水墨画ライブアートコラボレーション
*秦野バロックコンサートシリーズ 第7回*
日時:2017年4月16日 (日) 会場:タウンニュースホール
★上薗未佳;チェンバロ/ヴァージナル★渡邊ちょんと;水墨画ライブペイント
このたびは、ご来場ありがとうございました!!!たくさんのお客様が来てくださり、盛況を持った会になりました。心より感謝いたします。元禄時代、一番センセーショナルな出来事であった、赤穂浪士の討入りを墨絵で描きました。同じ時代のヨーロッパの音楽を背景にしたライブペイント。劇的な空間になった一瞬でした。
写真;M.Ogawa
2017年04月04日