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6/20(火)南青山マンダラ・実験パフォーマンス

南青山マンダラ・実験パフォーマンス 公演シリーズ4
『流転歌』即興セッションがめぐりつなぐ 墨絵インスタレーションの新世界
出演 渡邊ちょんと(水墨画ライブペイント)
音楽:吉澤 実(リコーダー、笛)&吉澤洋治 (ギター)
永澤康太(ポエトリー・リーディング)、山川英毅(ボイスパフォーマンス)
構成・演出:玉塚充
企画制作:南青山マンダラ、タマプロ    主催:南青山マンダラ

6/20の公演のほう、多くのお客様に見守られ、無事完遂できました。お忙しい中でもご来場してくださったお客様、本当にありがとうございました!今回は能の演目でも有名な「菊慈童」を描きました。能が生まれた室町時代は水墨画も雪舟などが活躍し発展した時代でもありましたので、それを踏まえた技法などを用いて描いてみました。
音楽家の方たちとは、打ち合わせナシの即興であるにもかかわらず、1部では、魏の役人が領地内の秘境に行き、菊が咲き乱れる苑に到達した様子を、ボイスパフォーマンスと即興の詩のリーディングで、2部では童が菊の葉にに経文を書き続け、やがて天上から音楽の使いが舞い降りてきた様子が、笛とギターで伺えたのではないかと思いました。素晴らしい音楽とのコラボレーションでした。
童が菊の葉に書いたお経「具一切功徳 慈眼視衆生 福聚海無量 是故應頂禮」。慈悲深い観音様を信ずれば、福がもたらされるという意味。皆様にも、海のようにあふれんばかりの福が授かりますように。。。

私の恩師でもある、リコーダー界の第一人者、吉澤実先生の圧巻の笛、そしてその吉澤先生と絶妙に合った、ものすごい即興ギター演奏をくりひろげてくださったゴダイゴの吉澤洋治先生。お二人のコンビは今回も秀逸でした。また、一部で初共演した、山川さんのボイスパフォーマンス、初めて見る不思議な機材を使ったボイスでの音作り、水の滴るアンビエントで、中国の秘境の雰囲気をかもし出してくれました。そこに、永澤さんの詩また即興のラップに乗せた詩も入り、現代と過去を繋いでくれた感じにしてくださいました。今回の企画そして構成・演出さらには、アフタートークの司会進行もしてくださった玉塚充氏、心より感謝を申し上げます。また、お手伝いをしてくださった澁谷さん、花島さん、ありがとうございました!

2017年06月20日 カテゴリー:@live_ライブペイント,結果報告