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「神の音 」樋野達夫先生

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「神の音 ~天へとたちのぼる龍笛の韻き~」
樋野達夫先生(島根県出雲市に住む日本の笛の製作家、演奏家)から冊子が贈られて来た。東芝国際交流財団の日本文化紹介事業の一環による冊子制作のもの。樋野先生の独力での長い民族音楽研究と哲学を凝縮した素晴らしい内容である。

出雲という神様の存在が身近に感じられる土地柄。民族音楽とは人ではなく神様に伝える音楽だという。神様が見ているのは完成度の高い音楽ではなくそのプロセスの方、すなわち生き様が大切だと序文で語っている。その中の一文
「音で想いを伝え、音に心を傾ける。そこに集う演奏者同士、息を合わせ、その空間の間を感じながら、人のつながり、絆を深めていくのです」

コロナ禍で人との交流もままならず、凹みがちな毎日を送る私にとって、音楽は唯一の心の支え、励みとなっている。そんな中のこの冊子のプレゼント、とても勇気をいただいた。

この冊子内容は英語のみインターネットで全文見れます。
https://doc.japan-insights.jp/pdf/JIN_TOPIC_20200418214215.pdf

島根の美しい自然の映像も見れます。
https://topics.japan-insights.jp/#swordsbellsdragonsmyths

また島根に行って、樋野先生にお会いしたいなあ。
2014年8月に八重垣神社(島根県)で私の水墨画と樋野先生の笛でコラボレーション

2020年06月26日 カテゴリー:文化・芸術